【書評】ユニクロ

ユニクロ 読了

山口県のうらびれた商店街の紳士服屋から、今のユニクロになるまでの話。なかなか読み応えがあった。

成功したことばかりではなく、失敗を隠さずに書いてあるのが良い。
自慢話の羅列みたいな本も世の中にはあったりするが、良いことも悪いこともしっかりと書いてあるので、説得力が違う。

何の目的もなく過ごしていた学生時代の話や、ユニクロの原型に至るまでに10年も掛かっている話、海外進出の失敗、玉塚さんの更迭、老兵が去っていく話、ブラック企業と批判された労務管理の問題に至るまで丁寧に取材されていて、リアルで、どんどん惹き込まれる。

数多くの本を読んで学びを得た柳井さんは、ゴールを決め、逆算して事業を構築していくのだが、何よりも「やると決める」というのが、刺さる。

そうだよな。まず、「やると決める」んだよ。

これからのユニクロがどうなっていくかはわからないが、ここまでのノンフィクション本は出てこないように思う。

良書。

目次
プロローグ――人が消えた商店街
第1章 寝太郎――無気力青年はなぜ覚醒したのか
第2章 暗黒時代――もがき続けた雌伏の10年
第3章 鉱脈――裏通りで生まれたユニクロ
第4章 衝突――理解されない野望
第5章 飛躍――東京進出とフリースブーム
第6章 挫折――「会社が壊れていく」、新たな才能と去りゆく老兵
第7章 逆風――迷走した禅譲劇
第8章 突破口――世界進出もたらした「問い」
第9章 矛盾――「ブラック企業」批判が投げかけたもの
第10章 再起――悲願の北米再建の裏にあった葛藤
第11章 進化――情報製造小売業への破壊と創造
エピローグ――世界はつながっていた

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