【書評】野球に翻弄された男 広野功・伝

野球に翻弄された男 広野功・伝 読了

広野功って、名前はよく聞くけど、どんな人だかよく知らなかった。

黒い霧事件の時は西鉄に所属、巨人に移籍してV9に立ち会ったかと思えば、中日に復帰して巨人のV10を阻止し、長嶋の引退試合にも出場。その長嶋の引退試合が、広野にとっても引退試合となる。

引退後は、落合が三冠王を取った時のロッテの打撃コーチであり、西武の黄金時代の打撃コーチを努め、楽天の初代編成部長となる。

それ以外にも、二軍時代のイチローのバッティングを見て、アドバイスしてたりする。

日本プロ野球界の生き字引というか、重要な局面に立ち会ってきた人で、なんだかすごい。

波乱万丈というか、歴史の証人というか、それぞれのエピソードも面白いのだが、楽天の三木谷オーナーの横暴っぷりが描かれていて、興味深い。誰も逆らえない、天皇なんだな。

ナベツネを始め、旧態依然の球界を批判した三木谷さん、実際はナベツネ以上に横暴なんじゃないかと思ったぞ。

そりゃ監督はみんな長く続かないわなぁと思ってしまった。
いつか誰かが明らかにしてほしいな。

目次
プロローグ 野球に愛され、翻弄された男
第1章 野球狂の父
第2章 プロ野球の光陰
第3章 ブン屋稼業
第4章 落合博満・清原和博との邂逅
第5章 フロント
第6章 球界再編の渦
エピローグ 野球の歴史とともに生きている男
巻末付録 広野功球歴